クリスマスの夜に

 コートのポケットに忍ばせていたペンダントが淡い光を放つ。

 その光は暖かく、そしてとても懐かしい光。

 こみあげる想いがあふれ出す。その俺の前に現れた一人の女性。

 似ていた。

 彼女に。妹に……

 その女性は、俺の愛する人に……似ていた。

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