偽りの彼女と真実の彼女
「さて、杏理さん。わざわざ私にあって何か言いたいことあるのでしょう?」
「な、なんのことでしょうか?」
「私はね、人を顔を見ていい人と悪い人と見分けることが出来るのよ?今のあなたの顔は悪い人に見えるわ」
杏理は顔に出さなかったが、舌打ちして話し出しました
「さすが元一般市民ですね。えぇ、一言言いますと、リード王子を私にくれませんか?」
「なぜ?」
「あの御方は時期王になられる方。私はあの方のルックスと肩書きが欲しいんです。」
「それは無理ですね。リードとは一ヶ月後には市民の方に対面するのですよ?」
「私がそれを潰します。」
「させません。貴方には分かりませんがこの事をリードに報告させていただきます」
「ふっ、それは無理でしょう」
「なぜ言いきれるのですか?」
「ふふふっ、信頼を失うのはあなたですよ?」
杏理はそう言って立ち去った
リツは急いで騎士に声をかけ、リードと会えるようにお願いをしました。
その夜、リードは部屋に戻ってきませんでした。
(何があったのかしら?)
リツは胸騒ぎをし寝室で待ってました。
(リード、あの女は危険な人よ。気をつけて)
しかし、そんな願いも叶いませんでした