偽りの彼女と真実の彼女
壊れた日常
次の日、リツはリードに呼ばれました
「リツ、昨日杏理に火傷させたというのは本当か?」
リードは悲しそうに訪ねました。
「リード、私はそんなことしません!」
「リード王子様、わ、私リツ様と仲良くしようと話しかけたのに、いきなりお茶をかけられて...」
リツは見に覚えがありませんでした
確かに昨日は杏理と会ってたけどそんなことしてないし、そもそもリツが杏理が火傷したという手には真新しい火傷ではなく古い火傷でした
しかし、そんなこと言っても誤魔化されるとリツは確信しました。