偽りの彼女と真実の彼女

「リ、リード様!?」

「リツの手は小さくて暖かいね」

そう言って、手の甲にキスを落としました。

「早くリツを国民に見せたい」

「リード様...」

「リツ、いよいよ一ヶ月後には国民に見せられるね」

「はい」

「ようやく僕もひと安心できるよ」

リードはそっと安堵の息をしました。

リードとリツはここまで来るのに大変でした。
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