偽りの彼女と真実の彼女
「リツ様、貴方は我々に隠し事してませんか?」

ハーツはどうしても聞きたかったことを聞いた

「何も無いわよ?」

とぼけるリツは明るく声を出しました。

「リツ様...お願いですから隠し事しないで下さい」

ハーツは懇願しました

「私の国の呪いって知ってるかしら?」

「リツ様のお国の呪いですか?」

「えぇ...」

「いえ、存じ上げません」

「そう、長くなるけどいいかしら」


リツはそう言って初めて自分の国の事を話しました

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