偽りの彼女と真実の彼女
「リツ様...?」
「ハーツ様、私の代で呪いは消えます」
「私の代って...!?」
「一週間前にある騎士の元にニーナが尋ねてきました。」
「なぜ、それを...!?」
「私がある騎士に頼んだのです」
一週間前に頼み事をされた騎士の元にニーナが来たということを知ったのはその騎士からニーナからリツへ手紙とお届けものを渡されたのでした
「愛する人妹へ
リツが国を追放されて半年後に呪いの原因を突き止めました。
魔女となる人にこれ以上国の呪いが出ないようにお願いをしました。
魔女も、最初は断ってましたが、一族の話をすると魔女はリツの人間の良さを知り、呪いを消してくれました。
しかし、魔女は今後一族から呪いは出ないが、今の代で止めたと。
残念ながらリツは呪いから消されないと言われました。
本当にごめんなさい
それと、私の耳にも今の現状が伝わってます。
苦しい状況かもしれませんけど、必ず幸せが来ると私は信じてます。
ニーナより」