偽りの彼女と真実の彼女
「ハーツ、嘘はいいんだ...」
「リツ様は気づいてませんが、俺は見えないものが見えるんです。なので、リツ様が消えた瞬間は全て記憶してます!」
ハーツはリツにも話してなかったが、幼少時より見えないものが見えてしまい、時折危険な目にあった時もありました
「ハーツ、リ、リツはまだいるんだろ?」
「.....」
リードは泪を流しながら聞きました
「ハーツ.....」
「リツ様は白色が好きで、俺は空色が好きです。リツ様を笑わせたくてリツ様に空色の刺繍をお願いしてたのです」
「ハーツ...?」