偽りの彼女と真実の彼女

ーねぇ、ハーツ様ー

ーはい!なにかありましたか?ー

ーううん、特に何も無いけどね、温室をお願いしたいのー

ー温室ですか?ー

ーえぇ、あの温室気に入ってて、管理誰かしてくれないと花が枯れちゃうの。私ね、花が好きでもし消えても遠くから温室の花が見たいからー

ーわかりました!俺が責任もって管理しますね!ー

ー花を枯らしたら許さないからね?ー

ーわかりましたー

そんな会話を思い出し、ハーツは遠い目をしました

(リツ様、来年はリツ様の好きな花が咲きますよ)

リードは椅子に座り、刺繍を大切に引き出しに直してそのまま寝ました

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