そう、きっと。いつか。

私は今日から私の家となるマンションの中へ入ろうとした。
その時後ろから、肩をポンポンとされた。
後ろを振り返ってみるとさっきの男子高校生だった。
「はじめまして。」
にこりと笑って言う。
「は、はじめまして...」
いきなりだったため、私は少し驚きながら言った。
「明日から桜坂高校の1年になる、櫻井俊輔だよ。よろしくね？」
櫻井さんはゆっくりと自己紹介をした。
え？待って待って待って待って。桜坂高校の1年？明日？ってことは私と同い年...。でもなぜに今自己紹介してんの？？とりあえず私も挨拶しなきゃ...！！
「同じく明日から桜坂高校の1年になる白咲心音です。よろしくお願いします...。」
「同い年なんだから敬語じゃなくていーよ？同じ学校なのかー。そしたらまた明日会えるね！」
なんなんだこの、謎めいた人は...。
「じゃぁ...」
私が去ろうとした時
「またね」
にこりと笑って手を振った。
謎めいた人だな...笑