暗闇に光が差す日
僕が小学3年生に上がり、いじめも少しずつひどくなっていく。
その頃になると、泣くことが出来なくなっていた。誰にも相談せず、1人で耐えてきた。ずっと笑顔で過ごしてきた。
僕にとって、その生活が苦痛でしかなかった。
学校が半日で終わり、家に帰ると机の上には、1枚の書き置きがあった。内容は、予想がつく。手伝う事だろう。
紙を手に取り、目を通す。やはり、今日する手伝い事が書かれていた。
僕は、面倒くさいな…と思いながら、手伝いをする。
母と父の仕事は、半年間大変な時期がある。そのため、僕が手伝っていなければ夕食が22時になってしまう。
僕が手伝っていても、21時に夕食だ。
母と父が帰宅し、1時間もしないうちに、僕は再び手伝いをしなければならなかった。
辛い…死にたい…、そんな言葉が毎日、頭の中を駆け巡る。
どうしたら、自分自身を消すことが出来るのか…その事を考えるようにもなっていた。