兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
「男と付き合うって、どういうことかわかってんの?」
「そんなのわかってるし」
「お前は全然わかってない。
男が何考えてるか、わかってねぇだろ」
「ちゃんとわかってます。
お兄ちゃん、私を馬鹿にしないでよ」
「お前な……俺は、お前のこと心配して言ってやってるんだ。真面目に聞けよ」
「お兄ちゃん、うるさい!
これから新倉君と電話するの。
さっさと出てってよ。
そういうの、マジでウザいんだけど……
兄貴ヅラしないで!」
「俺が、どういうことか教えてやるよ……
男と付き合うって、こういうことなんだよ」
俺は、乱暴に美衣の腕をつかんだ。
「そんなのわかってるし」
「お前は全然わかってない。
男が何考えてるか、わかってねぇだろ」
「ちゃんとわかってます。
お兄ちゃん、私を馬鹿にしないでよ」
「お前な……俺は、お前のこと心配して言ってやってるんだ。真面目に聞けよ」
「お兄ちゃん、うるさい!
これから新倉君と電話するの。
さっさと出てってよ。
そういうの、マジでウザいんだけど……
兄貴ヅラしないで!」
「俺が、どういうことか教えてやるよ……
男と付き合うって、こういうことなんだよ」
俺は、乱暴に美衣の腕をつかんだ。