兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
「なんかうまいもの食ってかね?
俺がおごるよ。美衣は、何食べたい?」
要は、子どもの頃からいつも妹の私に合わせてくれていた。
「私のことは、気にしなくていいよ。
要は、私のお兄ちゃんじゃないんだから」
私は、ショッピングセンターの外に出た。
外に出ると、大きなクリスマスツリーがまた目に入ってしまう。
そのきらめきが眩しくて、私は思わず目をそらした。
俺がおごるよ。美衣は、何食べたい?」
要は、子どもの頃からいつも妹の私に合わせてくれていた。
「私のことは、気にしなくていいよ。
要は、私のお兄ちゃんじゃないんだから」
私は、ショッピングセンターの外に出た。
外に出ると、大きなクリスマスツリーがまた目に入ってしまう。
そのきらめきが眩しくて、私は思わず目をそらした。