兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
お兄ちゃんは、どうしてそんなことを言うんだろう。



なんで、自分の家に帰っちゃいけないの?



私は不審に思いながら、玄関のドアを開いた。



玄関には、まだ涼子さんのオシャレな靴が綺麗にそろえてある。



私の財布は、玄関マットの上にポツンと置かれていた。
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