兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
「要は、何食べたい?」
俺は母親と並んで、デパートのレストラン街を歩いていた。
近所のショッピングモールと違って、どの店も値段が高かった。
「母さん、ここ高くない?
車出して、他のとこ行かない?」
「今日は、いいのよ……遠慮しないで。
要と一緒にご飯食べられるのも、あと数えられるくらいだし」
母さんは、少し寂しそうな顔をしていた。
「じゃあ、ここにする?」
俺たちは、少し高めのトンカツの店に入った。
俺は母親と並んで、デパートのレストラン街を歩いていた。
近所のショッピングモールと違って、どの店も値段が高かった。
「母さん、ここ高くない?
車出して、他のとこ行かない?」
「今日は、いいのよ……遠慮しないで。
要と一緒にご飯食べられるのも、あと数えられるくらいだし」
母さんは、少し寂しそうな顔をしていた。
「じゃあ、ここにする?」
俺たちは、少し高めのトンカツの店に入った。