兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
教室に入ろうとした時、新倉君と目が合ってしまった。
本当は、昨日電話で返事しようと思ってた。
お母さんに相談して、新倉君と付き合おうと決めたのに……
お兄ちゃんが変なことするから、新倉君に電話できなくなってしまった。
「おはよう、桐ケ谷」
「おはよう……」
昨日電話できなかったから、今日は直接顔を見て返事しなきゃ……
今まで新倉君のこと意識したことなかったのに、私のことが好きだって言われて、目を合わせるのも恥ずかしくなってしまった。
「ねぇ、新倉君。美衣が話あるって……」
新倉君の前をうつむいて通り過ぎようとした時、絵梨花が新倉君に声をかけた。
本当は、昨日電話で返事しようと思ってた。
お母さんに相談して、新倉君と付き合おうと決めたのに……
お兄ちゃんが変なことするから、新倉君に電話できなくなってしまった。
「おはよう、桐ケ谷」
「おはよう……」
昨日電話できなかったから、今日は直接顔を見て返事しなきゃ……
今まで新倉君のこと意識したことなかったのに、私のことが好きだって言われて、目を合わせるのも恥ずかしくなってしまった。
「ねぇ、新倉君。美衣が話あるって……」
新倉君の前をうつむいて通り過ぎようとした時、絵梨花が新倉君に声をかけた。