兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
「ねぇ、美衣……」
家の前まで来て、誠也は足を止めた。
「……何、誠也?」
「これからは友達じゃなくて、恋人として付き合ってくれないかな?」
誠也は、まっすぐな目で私を見ていた。
私は、しばらく考えてからうなずいた。
誠也となら、この悲しみを共有できる気がした。
家の前まで来て、誠也は足を止めた。
「……何、誠也?」
「これからは友達じゃなくて、恋人として付き合ってくれないかな?」
誠也は、まっすぐな目で私を見ていた。
私は、しばらく考えてからうなずいた。
誠也となら、この悲しみを共有できる気がした。