青藍─Seiran─




「一君、座りなよ」

「あぁ、うん」

 鮎原さんと二人きりか。何気に二人なのは初めてで、鮎原さんの様子を見ると、鮎原さんはメニュー表を渡してきながらいつものニッコリ。

「ここでご飯食べるの?」

「軽食はありそうだしね。一君、他行きたい?」

「や、特には」

 お互い希望を決めると注文し、一息つくと鮎原さんが嬉しそうに笑顔を見せてくれる。




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