青藍─Seiran─
サラリと言われたがこれは立派な告白で、しかし俺が返事をすることはなく、タイミング良く頼んだホットサンドとクリームソーダが運ばれてきた。
「一君、クリームソーダって、子供みたい」
「メニュー見たら、このお店はグリーンじゃなくてブルーのソーダだったから、気になってさ」
「美味しそう。後で一口ちょうだいね」
鮎原さんのこと苦手だ、と思い込んでいたが、案外二人きりだとわちゃわちゃ騒がない姿を見て、思っているよりは過ごしやすかった。驛さんの友達だもんな、そりゃ悪い人じゃないか。