青藍─Seiran─




 一君、今何してるんだろう……。日曜日、まだ仕事中かな。

 この一ヶ月、私は避けて、逃げてばかりで、ちっともあっという間なんかじゃなかった。

 スマホに新しい一君のからのメッセージはなく、私はいつか時間を作ってほしい、との内容を頭を悩ませながら送ると、すぐに既読になり、私は既読の文字を見ながら、ドキドキする。一君、もう見てるんだ……。

【また俺に会ってくれるの?】

 控えめな文章が一瞬で返ってきて、私は会いたいことを伝える。

 できればいつか、早く会いたい。



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