青藍─Seiran─




「……そっか、ごめん」

「こんな風に、私一君のこと全然知らないし、話してくれた力のことだって、どう受け止めていいのか分からなかった」

 驛さんの表情はすごく硬くて、それを見るのが嫌で、自分も道路を眺める。

「でも私……一君のことが好きだから、お付き合いできないかな……これから一君のことをもっと知って、全部受け止めれるようになりたいなって……思ってる」

 ──ホントに?



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