諦めの悪い私
その時私は、アトピーになっていて
両親と連絡がつかない為父方の祖父母が呼ばれ、
私は家から病院へと行き、事なきをえました。

それが原因で父と母は上手く行かなくなり、
離婚しました。

なので私は母の顔を覚えていませんでした。

離婚後、私は父に引き取られましたが父が育てれるわけではなく、
父方の祖父母や、親戚の家を転々としていました。

親戚は皆優しくて、私を娘や孫、妹のように接してくれましたようで、今でも会えば可愛がってくれます。

父方の祖父母の家に落ち着いたのは6歳の頃でした。
父と祖父母と私と叔父と叔母の6人家族になりました。

ただ父は仕事が忙しかったり、若い為遊びに行ったりであまり会えませんでした。
それでも私は父が大好きで、父の部屋で父の匂いがすると言って毛布にくるまっていました。
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