俺様御曹司は期間限定妻を甘やかす~お前は誰にも譲らない~
12.「結婚式をあげよう」
誰かに優しく頬を撫でられている気がする。
とても大切そうにそっと。
その手の温もりが心地よくて安心する。
思わず、その手に頬を押し付ける。
「本当に可愛すぎるな」
耳に届く低い、男性の声。
「このままずっと離したくない」
額に落ちる柔らかな感触。
……柔らかい?
慣れない感覚にゆっくりと重い瞼を持ち上げる。
「おはよう、詠菜」
「……采斗、さん?」
「ああ、身体の調子は?」
「身体?」
目の前には采斗さん。
いつもの光景だ。
数回瞬きをしていると、昨夜の記憶が頭の中に一気に蘇ってきた。
昨日はふたりでこれまでの誤解を解くべく長い時間話し合い、さらには心配性な旦那様にお風呂に一緒に入ろうと言われ、恥ずかしさに耐え切れず必死に抵抗してしまった。
結局、今は足元も見えるししっかりしているので、もう少しお腹が大きくなったらと説得して納得してもらえた。
お風呂上りには髪を乾かしてくれてしかもベッドまで抱え上げようとするので抱き上げられたほうが危ないと必死に伝えた。
けれど抱きしめられた温もりが嬉しくてとても幸せな気持ちで眠りについた。
思い出した途端に再び恥ずかしさが込み上げてきた。
とても大切そうにそっと。
その手の温もりが心地よくて安心する。
思わず、その手に頬を押し付ける。
「本当に可愛すぎるな」
耳に届く低い、男性の声。
「このままずっと離したくない」
額に落ちる柔らかな感触。
……柔らかい?
慣れない感覚にゆっくりと重い瞼を持ち上げる。
「おはよう、詠菜」
「……采斗、さん?」
「ああ、身体の調子は?」
「身体?」
目の前には采斗さん。
いつもの光景だ。
数回瞬きをしていると、昨夜の記憶が頭の中に一気に蘇ってきた。
昨日はふたりでこれまでの誤解を解くべく長い時間話し合い、さらには心配性な旦那様にお風呂に一緒に入ろうと言われ、恥ずかしさに耐え切れず必死に抵抗してしまった。
結局、今は足元も見えるししっかりしているので、もう少しお腹が大きくなったらと説得して納得してもらえた。
お風呂上りには髪を乾かしてくれてしかもベッドまで抱え上げようとするので抱き上げられたほうが危ないと必死に伝えた。
けれど抱きしめられた温もりが嬉しくてとても幸せな気持ちで眠りについた。
思い出した途端に再び恥ずかしさが込み上げてきた。