一匹狼と野良猫。


「好きです。

僕と付き合ってください。」



中学3年生の夏、

彼からのいきなりの告白に困惑した。



当時は今のように暴力を振るうなんて

想像も出来ないくらい別人だったのだ。



「......返事を、聞かせてくれる?」

「.........はい」



もしもあの時に戻れるのなら、

自分を引き止めていただろう。


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