一匹狼と野良猫。
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目を覚ますと、見慣れない天井。
辺りを目だけで見回すと滉牙さんの部屋だと気づく。
しかし彼の姿は無かった。
ムクリと上半身を起こすと、部屋の扉が開き
滉牙さんが入ってきた。
「あ、起きた?」
「おはよう、ございます.....
あの、ベッド占領しちゃって、すみません」
「あぁ、大丈夫大丈夫。
一晩中仕事してたから」
そう言って彼は伸びをしながら、
ふぁーっとあくびをした。
「少し、休んで下さい。」
「んー......そうする」
そう言うと彼はベッドではなくソファーに
ドカッと寝そべった。