一匹狼と野良猫。
心拍数が早く感じる。
なんだろうこれ
最近の私変だなぁ。
「ゆいちゃーん?
あれ、コウの部屋の前でどうしたの?」
「あ......おはようございます。
えっと......これは、」
突如現れた玲花さんに驚き言葉が出てこない。
「もしかして、先にコウ起こしてくれたの?
ごめんねぇ〜手のかかる子でしょ。
全くアイツ、いい歳こいて自分で起きれないなんて」
「あ.....えっと、昨日お仕事で
寝れてないみたいで.........」
「そーなの?
じゃあ、先にご飯食べちゃおうか♪」
コクっと頷くと玲花さんは楽しそうに
先にリビングへと向かう。
ホッとして玲花さんの後を追う。
けれど、まだ心拍数は早いままだった。