一匹狼と野良猫。


心拍数が早く感じる。

なんだろうこれ

最近の私変だなぁ。



「ゆいちゃーん?
あれ、コウの部屋の前でどうしたの?」

「あ......おはようございます。
えっと......これは、」



突如現れた玲花さんに驚き言葉が出てこない。



「もしかして、先にコウ起こしてくれたの?
ごめんねぇ〜手のかかる子でしょ。

全くアイツ、いい歳こいて自分で起きれないなんて」

「あ.....えっと、昨日お仕事で
寝れてないみたいで.........」

「そーなの?
じゃあ、先にご飯食べちゃおうか♪」



コクっと頷くと玲花さんは楽しそうに

先にリビングへと向かう。

ホッとして玲花さんの後を追う。

けれど、まだ心拍数は早いままだった。

< 148 / 624 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop