一匹狼と野良猫。
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気がつくと見覚えのない
殺風景な部屋のベッドに寝ていた。
「良かった!!!!
目を覚ましたんだね!!!!」
声のする方を向くと、
さっきまで暴力を振るっていた男が
心配そうにこちらを見ている。
ここ、どこ。
「今日から一緒に暮らそう?
もう、誰にも触らせない。
誰にも邪魔させない。
僕だけの、もの」
そっと手を握り、妖艶の笑みを浮かべるその目に
その言葉に、背筋が凍る。
ふと頭を過ぎった
監禁。