一匹狼と野良猫。
「覚えてない?
今日朝、ご飯食べようとしてたら
突然ぶっ倒れたんだよ。」
フラッシュバックした事を思い出し、
身体が重く感じた。
「すみません、またご迷惑を......」
「また始まった。君の悪い癖」
そう言って彼はフッと微笑み、ベッドに腰掛ける。
「相当やばそうな過去 背負ってんなーって
思ってたけど、まさかここまでとはね。」
真剣な眼差しでこちらに向けられる視線に
少し戸惑った。
「...........ごめんな?」
彼はそう言って私の頭に手を置く。