一匹狼と野良猫。
「んじゃ手の平サイズに取って、
空気抜いて平たく丸めて.......」
彼がする動作を見ながら
自分も同じになる様に真似る。
出来た。
手に乗せて滉牙さんに見せると、
手の大きさに作った2人のサイズの違いに
彼はまた笑った。
「ふは、俺のでか」
全然違うサイズに、自分の手を見つめる。
.......手、大きくならないかな。
「いや、俺が大きくし過ぎたわ。
そっちのが食べやすそうだし、
サイズそっちのに合わせよ。」
彼はそう言ってサイズを合わせる。
「じゃ残りよろしくね」
彼はそう言って別の料理を作り始めた。