一匹狼と野良猫。


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「さ、着いたよ」



ものの5分もしない内に着いた場所は

かなりの高層ビルの前。



「降りる前にこれ、履いて」



男の人は後部座席の足元から

サンダルを出してくれた。



「さみーけどごめんな、
今はそれで我慢して。

すぐ着くから」



そして車を先に降りた彼は助手席のドアを開ける。

サイズの大きいサンダルを履き、

一緒にビルの中に入った。


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