一匹狼と野良猫。


ーーーーーー

ーーーーーーーーー



ふと眩しい日差しがチラつく。



目を開けると、彼の上で眠っていた様だ。

昨夜倒れ込んだままだったみたい。

スヤスヤ眠っている滉牙さん。

.........重いよね、どかなきゃ。



身体を起こそうとするが、

ガッチリ腕を回されており身動きが取れない。

......困った。



とりあえず動けないので、

彼の胸板にまた頬を寄せる。

聞こえてくる鼓動と呼吸のリズムが心地良い。

< 349 / 624 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop