一匹狼と野良猫。


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「若園さーん?
ご飯食べれましたか?」



看護師が入ってくる音がした。


ギシッ

ベッドの軋む音。



「ちょ......ちょっとまっ........」

「?? 若園さん??」



看護師がひょこっと顔を覗かせた。



「あ、あの......自分で、食べれますよ?」

「ゆいちゃんっ.....1回だけっ
1回だけでいいから、ちょっと嫌そうだけど
ゆっくり口に運んでみて!!」

「いや姉さん!!
ここはやっぱり美味しそうに
舌でチロチロ舐める感じで」

「貴様ら病院で何しとんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!!!」



とある昼下がり、

病院中に看護師の叫ぶ声が響き渡った。

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