一匹狼と野良猫。


何故だかは分からないけれど、

凄く安心感のある彼の腕の中で

いつの間にか眠りについた。




「......よしよし、怖かったな」



遠くで彼の声が聞こえた。



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うとうとと意識が遠い中、

温かい腕に包まれているのが分かる。



「姉貴。」

「あ?何よってきゃああ!!??

ゆいちゃんどうしたの!!???」

「寝苦しそうにしてた。
怖い夢でも見たんだと思う。

今は落ち着いて寝てるけど、
また怖い思いするといけねえから

今日は一緒に寝てやって。」

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