一匹狼と野良猫。
「もちろんよ!!
このお姉ちゃんに任せなさい!!」
「......変な事すんなよ」
「はぁ!!??我慢するわよ!!」
「......やっぱやめよ」
「うそうそ冗談冗談、するわけないじゃない。
さ、早くゆいちゃんを寝かせて」
ゆっくり温かいフカフカなベッドに包まれる。
「んじゃ、後は頼んだ。」
「.....珍しいわね。
あんたが手を出さないなんて」
「.....手ぇ出したら殴るだろ」
「えぇ、間違いなく『殺す』わね」
「...........。
あんな苦しそうに泣く子に、
手ぇなんか出さねえよ。」
パタンとドアが閉まる。