一匹狼と野良猫。


「う〜〜.......滉牙さん。」



感情が込み上がってくる。

自分も彼を抱き締め返す。



「なに?」

「.........好きです。」

「.........俺も。」



優しい声。



「.........すき」

「うん」

「好きです。」

「うん、知ってる」



何回言うの。と彼は笑う。

やっと言えた。

やっと言えたんだよ。

< 582 / 624 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop