一匹狼と野良猫。
「これで一緒にコーヒー飲めるな。
コーヒーすき?
紅茶派?」
「........飲んだこと、ないです」
予想外の返事だった様で彼は複雑そうな顔をした。
そして、よし。と呟く。
「じゃあ、帰ったらそれで一緒に紅茶飲も。
んで、明日の朝はコーヒー」
彼は自分の顎に手を添え、いい名案だと呟く。
「........ありがとう、ございます。
大切にします。」
そう言うと彼は満足そうに私の頭を撫でた。