一匹狼と野良猫。
「まぁ、いらなかったら言って!
私がゴミに出しとくから!」
豪快に笑う玲花さんに必死に首を横に振った。
「ふふっ、冗談よ♪
さ、ご飯の用意するわね♪」
玲花さんは満足気に笑い、
頭を撫でられ部屋を出て行った。
一人部屋に残され、電気のスイッチを変える。
プラネタリウムがまた部屋に広がり、
地べたに座りながらクマを抱っこし
天井を見上げた。
「.............きれい。」
このまま、時が止まってもいい。
本気でそう思った。