生徒会の姫と秘密
「うん...分かった」


話さないとね

瑠衣は、友達だから...

「瑠衣は、妖怪がいるのは知ってるでしょ。学園によくいるのは、いい妖怪なの。で、いい妖怪がいるってことは、もちろん、悪い妖怪もいるってことなの」

「うん」

「瑠衣は、安倍晴明って知ってる?」

「まぁ、それくらいは...」

「じゃあ、安倍晴明が陰陽師っていうのも知ってるよね。」

瑠衣が、静かに頷く

「妖怪退治屋、陰陽師。それが、私の家。安倍晴明の血を直系で受け継いでるの。それで、私も、妖怪退治とかいろいろとやってるんだ。」

喋り終えたあとに、間が空いて怖くなる

「瑠衣?......離れないで!」

思いきって、言ったあとに、恥ずかしくなる

重いって思われたかな...?
でも、嫌だよ
瑠衣が離れていったら、嫌だ

「はぁ?芽依、何言ってんの?」

「...瑠衣?」

「芽依、私の事。なんだと、思ってるの?」
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