生徒会の姫と秘密
「え?だってねぇー」

「仕事もあるし、帰る訳には行かないわよ。」

「それに、僕達、一様帰ってるしね。」

「必ず、1人は寮に残ることにしてるんだよ。」

「そ、そうなんだ...。」

これはこれで困るというもの。

今回の仕事、最強に厄介なのはこの人たちなのかも知れません。

「で、お前は、なんでこんな早くに帰ってきたんだ?」

「へ?」

あらあら、珀さんそこ聞いちゃいますか。

なんでって言われてもねぇ、答える訳にはいかないんですよ。

まぁ、ここはそれっぽいことを適当に.........。

「はやく、みんなに会いたかったから、早く帰ってきちゃったの。......迷惑だった?」

と、上目遣いで言う。

こんなことしても、キモいと思うんだけど、前に瑠衣に言われたんだよねー。

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「いい?!芽依!!生徒会の人に怒られそうになったり、色々やばかったら、メガネなしで、上目遣いで、『迷惑だった?』とか『ごめんなさい...』とか、ちょっと可愛い感じのこと言えばだいたい大丈夫だから試してみなさい!!」

「えー?なにそれー?あたしが言ってもキモいだけじゃない?」

「はぁー......」

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ってなことがね。

言ってることは、あながち嘘でもない。

実際に、瑠衣には会いたかった訳だし......。
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