生徒会の姫と秘密
ー芽依sideー

ふぁーー......

よく寝たー......

あれ?朝...?

なんか、あったかいなー。

あれ?なんであったかいの?


疑問に思い、ゆっくりと目を開ける。

「え...珀?」

「んあ?...おはよ...。」

「おはよ......じゃないよっ!なんで、私が珀の腕の中で寝てるの?」

そうなのだ。目を開けてみれば、目の前に珀。あったかいと思っていたのは、珀の体温で、私はしっかりと珀に抱きしめられながら、寝ていたのだ。

「昨日、抱きしめたら、そのまま寝たんだろ?」

「え...」

そういえば、そうだったかも...。

そうだよ...うわっ私、すっごい恥ずかしいこと言っちゃったんだ...。

昨日の失態を思い出して、顔が真っ赤になる。
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