生徒会の姫と秘密
ー芽依sideー

私は、熱を出して倒れていたらしい......


正直に言うと、全くもって記憶にない。

熱を出していた時のことが...


朝になって、目を覚ますと目の前に海都がいた。

そして、珀も。


呪詛のせいで、身体がだるいのを隠して元気に「おはよう」と声をかけた。

2人はびっくりしたように目を見開いた。



2人の話によると、今は倒れてから、三日目の朝らしい...。


「ところで、なんで、海都がいるの?」

「芽依の手伝いしに来たんだよー!」

「えっ!?ほんと〜!!??」

「ほんとほんと!!僕もここに住むからね!」

「やったー!!うれしー!!」

と、テンション高めな私たち。

「例のやつ、やっぱり妖怪で、困ってたんだよねー!!」

「えっへん!僕が来たからには、もう、大丈夫!」

「よかった〜!」

ふと思い出す、珀の存在...。

あっ、しまった......珀いるの忘れてた。
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