生徒会の姫と秘密
「僕、ちょっとトイレ行ってくるね!...桐生 珀。芽依に手、出すなよ。」
私には、笑顔を。珀には、鋭い睨みを効かせた海都は、さーっと行ってしまった。
「は、珀?さっきの聞いてたよね?......その、よ、妖怪なんてし、しら、知らないんだからね!?...げ、げ、ゲームの話なんだからね!?」
珀に、必死の弁解をする私。
そんな、私を見て、ニヤリと不敵な笑みを浮かべると
「ふーん。動揺してるってことは知ってるんだよね?詳しく、聞かせてもらおうかな?」
あっ、バレた。
その瞬間、私がやったことは間違いと思い知った。
「はい......
...ーーーーーだまってて、ごめんなさい!!」
全てを話したあと、私は、勢いよく頭を下げた。