生徒会の姫と秘密
「謝って、許されると思ってんの?」

珀の冷たい声に、背筋がヒヤリとした。

「ごめんなさい!!なんでも、言うこと聞きますから!!」

「ふーん。なんでもねぇ〜...」

その時の不敵な笑みを見て、私はまたしても、おかしてしまった失敗に気づいた......

ど、ど、ど、どうしよう!!

殴られたりしたら!!!


さすがに、男の力には勝てないよ!!


顔面パンチはやだなー...

「じゃあ、キスしてよ。」

「へ?」

間の抜けた、返事になるのも無理はないだろう。だって、急にこんなこと言われたら、そりゃ誰だって...。

「ほら、はーやーく!!5秒以内。5ー...」

「え、え...」

「4ー」

こんな状況でどうしろと!!

「しないと、お仕置きだから、3ー」

恥ずかしさで私の顔はきっと真っ赤になっているはずだ。
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