生徒会の姫と秘密

「待って!柚ちゃん!!」

『待たないよ。時間切れだもの...芽依ちゃんの"お友達"はみ〜んな、わたしが消してあげるんだから』


消してあげる...柚ちゃんは何をするつもりなんだろうか。

いや、そんなことは考えなくても分かる。

みんなを...生徒会メンバーを、海都を、瑠衣を......


殺すつもりなのだ。



なんとしても、柚ちゃんを見つけ出さないといけない。

私が、みんなを守らないといけない。


柚ちゃんを、救ってあげないといけない。

彼女は、ただ、純粋に一緒に遊んでくれる友達が欲しかっただけなのだから。
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