生徒会の姫と秘密
「柚ちゃん、私はあなたとは行けないよ。でも、柚ちゃんと友達になることはできる。柚ちゃんを天国に送ることも出来るよ」
柚ちゃんを救いたかった。
「どうする?柚ちゃん。現世に残るなら、私が友達になる。天国に行くなら、柚ちゃんの昔の友達もいるかもしれないし、遅くはなるけど私が死んだ時に、柚ちゃんと会える」
柚ちゃんは、泣きそうで、苦しそうだった。
「芽依ちゃん。わたし......天国に行きたい。お母さんに会いたい」
「分かった...おいで、柚ちゃん」
私は、両手を広げ柚ちゃんを抱きしめた。
「ごめんなさい...芽依ちゃん。みんなを怪我させちゃった。ごめんなさい」
「大丈夫だよ」