生徒会の姫と秘密
「生徒会に入れ」

3度目にも
笑顔で答える

「絶対、嫌です」


「は?なんで効いてないの」

えっと、確か双葉先輩だよね
術唱えてたのも......

ごめんなさい、さすがに命の危険(?)を感じたら守るのは自己防衛本能ってやつですよね


「もう、仕方ない。」

何が?

「神楽 芽依。お前は妖怪を信じてるか?」

予想はしてたけど、そういう系の話題ですか?
これって、言いづらいよね

うーん、と悩んでいると

「まぁ、信じてるわけないよな」

勝手に自己完結された

「じゃあ、神楽さん。安倍晴明って知ってる?」

今度は、あのメガネの...双葉先輩が話し始めた

「まぁ、はい」

そりゃあ、当たり前ですよ
だって、私の家が直系の安倍晴明の子孫なんですから

< 64 / 278 >

この作品をシェア

pagetop