私と2人の彼

加奈子も真央も私も食べ物を買って河原の土手に座りながらいろんな話をした。


ダイエットしたいーとか

彼氏欲しいーとか



まぁ私も彼氏は欲しいけど徹と別れてそんなに時間経ってないし好きって思える人がそんなすぐに現れるわけもなく…


なんだか恋愛って難しいって話で落ち着いちゃった。


そうこうしてると花火の音が聞こえて空を見上げると綺麗な緑や赤、ピンクの光がキラキラしていた。


楽しい時間はすぐに終わっちゃうね。
花火は15分くらいで終わり、ちょっと残念だけど帰り道に向かった。


出店を色々回ったせいか結構駅から離れたところまで来ていて人混みを避けながら駅に向かって歩いていると見慣れた人の姿があった。


「夏樹じゃん！」


「わぁ！びっくりしたー！」


そういうと隣の徹を置いてこっちに話しに来てくれた。


「あれ？徹と2人じゃなかったんだ」


私が徹の方を見ると知らない男の子が2人いた。



「いや、2人だったんだけどさっき徹の塾の友達と会ってさー」


夏樹がそう言いながら徹に手招きして徹とその友達2人をこっちに呼んだ。