堕天の翼
その、琢磨の言葉に、悠は琢磨の方に視線を向ける…、何を言いたいのか…理解出来ない…
「これを見て…、お前はどうするの?」
「漆原、何を…?」
「今まで、お前は…、あの人が何故、自分に…と、自分に非があると思っていた…だから、従うようにしていた。
ホントにそうか? 最初から、自分はに非があったのか?」
琢磨の言葉を理解するまで…、時間が掛かった…
「…最初…から…っ?」
記憶を思い出そう…としても…。。記憶は曖昧で思い出せそうで思い出せない…
琢磨は、胸ポケットからボイスレコーダーを取り出し…
「ここに、お前の姉ちゃんとの会話が入ってる。あと、お前がされていたこと…、この前の瑞希ちゃんとの会話…」
「……っ」
《ソレは、本当に…っ?
今まで、漆原がやってきたことを…、ボイスレコーダーにあの人とのことが入っている…と、言われ…信じていいのか…っ?》
悠の反応に、琢磨は…ため息混じりに…
「…信じない…か…っ」
琢磨は、そのボイスレコーダーのボタンを押す…
『それは、最初から…悠に襲われた…というのは、ウソだったってこと?』
琢磨の声…
『…そうよ。あの子が高校1年の時、精神科の向精神薬を飲み物に混ぜて…、意識を失ったあの子に襲われたように…
最初の数回…は、薬を使って…昏睡状態の悠を抱き込んだのは私…。。犯された…と、言ったら…あとは、言いなりになってくれたゎ…』
『どうして? そんな…』
『あの子が来てから…、私の居場所はなくなった…。父も…優秀なあの子を褒めてばかり…跡取りにするって…、血の繋がりのある…娘の私より…赤の他人のっ!
だから、あの子が言いなりになるなら…何でも良かった…』
琢磨は、そのボイスレコーダーを停止させる…
その会話…に、悠の表情はみるみる変わっていく…
その瞳から…、自然…に涙が溢れ…、つたい落ちた…
「精神的に…、追い込まれたお前を、追い詰めて…。自分を抱くようになるのは…時間は掛からなかった…って」
そぅ言われ…、やっと、琢磨に視線を向ける…
「それじゃ…」
「お前は、あの姉ちゃんに…抱き込まれ…、騙されただけ…。逆に、襲われたの…お前の方だし…
まぁ、薬、盛られたんじゃ…仕方ない…か…」
そぅ、笑いながら言った琢磨…。。自分の方を見つめている悠に…
「これ、欲しい?」
その、不敵な笑みに…、悠は今までの琢磨のしてきた事…全てを帳消しには出来ない…何かがあった…。。心底、信じられるはずはなかった…
「…お前の、目的は? なんだ?
何故、あの人の信頼を得たのに…ソレを俺に教える?」
悠は、琢磨を軽く睨みつけながら言った…
その、悠の言葉に…、琢磨は微かに笑みを浮かべながら…
「俺、もぅあの人、ヤバいかな?って…。ここで、犯罪に加担した…と思われて、捕まりたくないし。それに…」
琢磨は、じっと悠を見つめ…
「…俺に、瑞希ちゃん、くれない…っ?」
その、琢磨の言葉に…悠の瞳が一瞬見開いた…
「俺、あの子、気に入った…。俺に譲る…のなら、コレ、上げてもいい…」
「……っ」
「これを見て…、お前はどうするの?」
「漆原、何を…?」
「今まで、お前は…、あの人が何故、自分に…と、自分に非があると思っていた…だから、従うようにしていた。
ホントにそうか? 最初から、自分はに非があったのか?」
琢磨の言葉を理解するまで…、時間が掛かった…
「…最初…から…っ?」
記憶を思い出そう…としても…。。記憶は曖昧で思い出せそうで思い出せない…
琢磨は、胸ポケットからボイスレコーダーを取り出し…
「ここに、お前の姉ちゃんとの会話が入ってる。あと、お前がされていたこと…、この前の瑞希ちゃんとの会話…」
「……っ」
《ソレは、本当に…っ?
今まで、漆原がやってきたことを…、ボイスレコーダーにあの人とのことが入っている…と、言われ…信じていいのか…っ?》
悠の反応に、琢磨は…ため息混じりに…
「…信じない…か…っ」
琢磨は、そのボイスレコーダーのボタンを押す…
『それは、最初から…悠に襲われた…というのは、ウソだったってこと?』
琢磨の声…
『…そうよ。あの子が高校1年の時、精神科の向精神薬を飲み物に混ぜて…、意識を失ったあの子に襲われたように…
最初の数回…は、薬を使って…昏睡状態の悠を抱き込んだのは私…。。犯された…と、言ったら…あとは、言いなりになってくれたゎ…』
『どうして? そんな…』
『あの子が来てから…、私の居場所はなくなった…。父も…優秀なあの子を褒めてばかり…跡取りにするって…、血の繋がりのある…娘の私より…赤の他人のっ!
だから、あの子が言いなりになるなら…何でも良かった…』
琢磨は、そのボイスレコーダーを停止させる…
その会話…に、悠の表情はみるみる変わっていく…
その瞳から…、自然…に涙が溢れ…、つたい落ちた…
「精神的に…、追い込まれたお前を、追い詰めて…。自分を抱くようになるのは…時間は掛からなかった…って」
そぅ言われ…、やっと、琢磨に視線を向ける…
「それじゃ…」
「お前は、あの姉ちゃんに…抱き込まれ…、騙されただけ…。逆に、襲われたの…お前の方だし…
まぁ、薬、盛られたんじゃ…仕方ない…か…」
そぅ、笑いながら言った琢磨…。。自分の方を見つめている悠に…
「これ、欲しい?」
その、不敵な笑みに…、悠は今までの琢磨のしてきた事…全てを帳消しには出来ない…何かがあった…。。心底、信じられるはずはなかった…
「…お前の、目的は? なんだ?
何故、あの人の信頼を得たのに…ソレを俺に教える?」
悠は、琢磨を軽く睨みつけながら言った…
その、悠の言葉に…、琢磨は微かに笑みを浮かべながら…
「俺、もぅあの人、ヤバいかな?って…。ここで、犯罪に加担した…と思われて、捕まりたくないし。それに…」
琢磨は、じっと悠を見つめ…
「…俺に、瑞希ちゃん、くれない…っ?」
その、琢磨の言葉に…悠の瞳が一瞬見開いた…
「俺、あの子、気に入った…。俺に譲る…のなら、コレ、上げてもいい…」
「……っ」