~ジラソーレ・ひまわり~(礼文島から愛を込めて)
その夜、颯太からメールが来た。
《夏海、今日は夏海に会えて、嬉しかったよ。まさか、父さんの入院している病院で会うなんて、びっくりしたけど…夏海の御主人は大丈夫?》
《ええ、大丈夫よ。私も颯太に会えて良かった。お店で会った時は、黙っていようと思っていたのに。》
《君が14コも年上だったから?僕はちっとも気にしてないし、僕は夏海の心が好きなの。でも、夏海はそんな風にみえないよ、僕は外見も好きさ。僕好み。笑。》
《もう、からかわないで。笑。ありがとう。でももう、一つ年をとったわ。笑。》
《僕もさ、もう、一つ年をとった。笑。》
その時、聡が帰って来た。夏海は、ケータイを閉じた。
「母さん、ただいま。父さんはどうだった?」
「あ、聡、父さん、相変わらずよ。でも匠が一緒に行ってくれて、病院の中庭を、散歩したの。」
「ふーん、それは良かったね。ねえ、母さん…。匠は今日も遅いだろ、あいつさ、付き合ってる女の子いるんだ。俺、母さんに心配かけるから、言うの嫌だったんだけど…。」
夏海は、不思議そうな顔をして聞いた。
「あら、彼女いたって、別に母さんは何も言わないわよ。」
「そう、でもね母さん、あいつの彼女、年上のバツイチなんだ。しかも、小学生の女の子がいるんだ。」
夏海は目を丸くして、聡の話しを聞いた。
「びっくりしただろ?俺も最初は驚いたさ。で、会わせろって言ったんだ。」
「で、会ったの?どんな感じの子?」
「うん、可愛らしい人。名前はたしか、美緒さんて言ったかな。もう随分、親しいみたいだよ。」
夏海は、はっとした。病院で会ったあの子だ。そう言いえば、すごく親しげだった。
「俺はやめとけって言ったんだ。こんな時だし、母さんに言うの嫌だったんだけど、あいつさ熱くなってるから…。美緒さんと一緒に住むって言い出して…。あいつ今日も、美緒さんのアパートへ行ってると思うよ。」
夏海は言葉がなかった。
《夏海、今日は夏海に会えて、嬉しかったよ。まさか、父さんの入院している病院で会うなんて、びっくりしたけど…夏海の御主人は大丈夫?》
《ええ、大丈夫よ。私も颯太に会えて良かった。お店で会った時は、黙っていようと思っていたのに。》
《君が14コも年上だったから?僕はちっとも気にしてないし、僕は夏海の心が好きなの。でも、夏海はそんな風にみえないよ、僕は外見も好きさ。僕好み。笑。》
《もう、からかわないで。笑。ありがとう。でももう、一つ年をとったわ。笑。》
《僕もさ、もう、一つ年をとった。笑。》
その時、聡が帰って来た。夏海は、ケータイを閉じた。
「母さん、ただいま。父さんはどうだった?」
「あ、聡、父さん、相変わらずよ。でも匠が一緒に行ってくれて、病院の中庭を、散歩したの。」
「ふーん、それは良かったね。ねえ、母さん…。匠は今日も遅いだろ、あいつさ、付き合ってる女の子いるんだ。俺、母さんに心配かけるから、言うの嫌だったんだけど…。」
夏海は、不思議そうな顔をして聞いた。
「あら、彼女いたって、別に母さんは何も言わないわよ。」
「そう、でもね母さん、あいつの彼女、年上のバツイチなんだ。しかも、小学生の女の子がいるんだ。」
夏海は目を丸くして、聡の話しを聞いた。
「びっくりしただろ?俺も最初は驚いたさ。で、会わせろって言ったんだ。」
「で、会ったの?どんな感じの子?」
「うん、可愛らしい人。名前はたしか、美緒さんて言ったかな。もう随分、親しいみたいだよ。」
夏海は、はっとした。病院で会ったあの子だ。そう言いえば、すごく親しげだった。
「俺はやめとけって言ったんだ。こんな時だし、母さんに言うの嫌だったんだけど、あいつさ熱くなってるから…。美緒さんと一緒に住むって言い出して…。あいつ今日も、美緒さんのアパートへ行ってると思うよ。」
夏海は言葉がなかった。