俺のものになってよ
「はぁ…」
「どーしたの、芽依?」
「美玖ぅ〜」
結局、あの後青木くんとは一言も交わさず。
まあクラスも違うし元々そんな話してなかったけどさ!
一気に距離ができてしまって、あたしはどうすることも出来ずにいた。
「なに、喧嘩…?」
「喧嘩っていうか…」
この前の出来事を美玖に話す。
先輩たちから助けてもらったこと。
青木くんかの態度が変わったこと。
それをじっと黙って聞いていた美玖は
「なんか、芽依…ちょっと変わったね」
少し驚いたような顔をしてそう言った。