俺のものになってよ
その声に思わず足を止める。
え、なに、告白!?
う、嘘でしょ?こんなところで!?
声が聞こえたのは、廊下の突き当たり。つまり、あたしが向かおうとしてる資料室の近くだ。
資料室に行くには、必ずそこの廊下を通らなければならない。
ま、参ったな…この状況じゃ行けない。
じゃあここで待つか?
でもそれだと聞こえちゃうし…
あぁ〜、どうするあたし。
そんなことを考えていると、告白されている相手の男だろう声が聞こえてきた。